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2021/04/13

大は小を兼ねる、小は大を兼ねる


 小さいものを大きいもので代用するか、大きいものを小さいもので代用するか。ひとつのものにオールインワンを求めると、この選択をせまられる。

小さくて軽いパソコンを選ぶ理由

 小さなスマホがあれば大きなパソコンはいらない。大きなパソコンがあれば小さなスマホはいらない。どちらも真理ではある。

 でも、大きなパソコンはポケットに入らないし、小さなスマホは一度に得られる情報が少ない。結局のところは両刀遣いになってしまう。だからこそ、ほとんどすべてのパソコンユーザーは、スマホも併用している。

 パソコンを選ぶ場合を考えてみる。

 ノートパソコンを選ぶときに、大きいのにするか小さいのにするかを決めなければならないわけだが、たいていの場合、持ち歩く可能性を考えて、小さくて軽い方を選ぶ。持ち歩くのに負担がない最大のものを選ぶともいう感覚かもしれない。そのときの最大公約数が13.3インチのモバイルノートパソコンということなのだろう。もしかしたら、そのノートパソコンは一度も自宅から持ち出されることがないかもしれない。でも、もしかしたら持ち歩くかもしれないからと、そう思うのが人間だ。

 

小さなパソコンは使いこなしのスキルが必要

 13.3インチというのはそんなに大きいわけじゃない。少なくとも慣れ親しんだA4の書類よりは小さい。ただ、使いこなしにはある程度のスキルが必要だ。狭い部屋を有効に使うために、いろんな収納家具を使ったり、それらを設置するレイアウトを工夫するのと同じだ。

 でも、大きな画面なら、高度なスキルがなくてもあまり不自由はしない。一生懸命がんばって高度なスキルを身につけるか、今のままのスキルで乗り切るか。多くの人はパソコンを使うことが目的ではなく、その先に本来の目的がある。パソコンを使うことそのものに苦労する必要はないのだから、大きなパソコンを手に入れてラクに作業して、持ち運びでちょっとだけ苦労するというのがいいかもしれない。

 そうでなければ、持ち運び用と据置用に2つのパソコンを使い分けるかだ。それには費用がかかるけれど、現実的な解決方法でもある。