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2021/05/07

タッチパッドをスマホのように操作する ~ パソコンはスマホのように使える


 ノートパソコンには必ずといっていいほど装備されているタッチパッド。うまく使えば、まるでスマホのようにパソコンが使える。

とにもかくにも二本指のジェスチャーを覚えよう

 指で指し示すことができる画面への直接タッチ操作とはちがって、パソコンのキーボード手前に装備されたタッチパッドの操作は画面上のマウスポインターの位置と、指の動きが別の場所にあるので最初はとまどうかもしれない。ある意味でマウスと同じなのだが、スクロールひとつとっても、画面をこすればそれでいいスマホと違ってやっかいに感じる。誤作動も多い。

 Windowsのようなパソコン用のOSでは、マウスを使う操作が当たり前として、長い間、受け入れられてきた。マウスには左ボタンと右ボタンがあって、それらを押しながらのポインタ移動でいろんなことができる。そしてノートパソコンでは一体化のためにタッチパッドがマウスを置き換えた。

 ノートパソコンに装備されているタッチパッドは、この左右ボタンが装備されているものと装備されていないものがある。パッド全体を押し下げることで左ボタンを押したのと同じになるようになっていることも多い。

 そのくらいならカンタンだが、ボタンのないタッチパッドで右ボタンを押しながらのドラッグ操作はどうすればいいのか。正解はタッチパッドの右下を押しながらのドラッグ操作なのだがこれまたやっかいだし、操作もしにくい。

 

タッチパッドを二本指で操作する

 基本的に、タッチパッドを操作するときには、一本指だけにこだわらないようにしよう。二本の指が使えれば、その操作のバリエーションは大きく拡がる。

 たとえば、二本指でタッチパッドをなぞると、スクロールができる。また、二本指のタップでは右クリックと同じことが起こる。

 一本指でタッチパッドを押し下げなくてもパッドをチョンチョンと叩いて、二回目のチョンでパッドから指を離さなければドラッグ操作に移行する。さらに、スマホのようなピンチ操作による拡大縮小もパッドだけでできる。

 Windowsには、これらの2本指操作以外に、3本指、4本指のジェスチャーに対しても機能が割り当てられているのだが、そもそもパッドがそれほど大きくない上、個人的には誤作動が多いように感じて、無効にしてある。でも、何ができるのかは確認しておくといいだろう。設定の[デバイス]-[タッチパッド]で各種の操作を確認できる。