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2020/08/21

ひらめきがスマホとパソコンを行ったり来たり


 スマホとパソコンは連携させると、スマートライフの強力なサポーターとして働いてくれる。決して競合させてはならない。適材適所で使い分けるために、まずは、カンタンにできることから始めてみよう。

メモをKeepする

 Keepは、Googleが提供しているサービスのひとつだ。誰でも無料で使えるもので、いわゆるメモを書き留めておくことができる。スマホ用にアプリが用意されていて、Googleアカウントさえあれば誰でも無料で使うことができる。もちろんiPhone用にもアプリが提供されている。
 24時間365日、ほぼ手元にあるスマホは、ちょっとしたメモをとるには最適の道具だ。なにしろポケットから取り出して数秒後には書き込めるし、以前のメモを参照することもできる。これを紙の手帳とボールペンなどでやるのはたいへんだ。大事なメモをどこかになくすかもしれないし、昔のメモを掘り出すのもやっかいだ。しかも補間に気をつかわなければならない。
 Keepのメモには画像、図形、文字を書き留めることができる。画像はスマホで撮影した写真でもいいので、それにちょっとした説明を付け加えるといったこともカンタンだ。個人的にはスマホに最初に入れるアプリのひとつとして愛用している。

異なる機器から同時に読み書き

 ここまではまあ、普通にちょっと便利なメモアプリだ。使いこなしのポイントは複数の機器から同じメモを読み書きできる点にある。パソコンからはブラウザでKeepのページを開けばいい。それだけで、スマホアプリで作ったのと同じメモを参照できる。特別なセットアップは必要なく、同じアカウントでGoogleにログインするだけなので自分のパソコンにしばられることもない。
 つまり、スマホで書きかけのメモをパソコンで仕上げたり、パソコンで仕上げたメモをスマホで参照するといったことが容易なのだ。買い物に行く前に、パソコンでレシピサイトを見ながら必要な材料をコピーしてメモに貼り付け、そのままスマホを持ってスーパーに行けば、さっきまでパソコンで書いていた買い物リストを参照できる。スマホとパソコンを行ったり来たりして同じメモを読み書きできるわけだ。
 メモはとにかく放り込んでおくだけでいい。整理をしようなどとは思わないことだ。いざとなれば検索すればいいのだから、余計なことに神経をつかう必要はない。どんなにくだらないことでもとりあえず書き留めておけばいい。メモの内容はクラウドに保管される。スマホを落とそうが盗まれようが、パソコンが故障しようが関係ない。管理はGoogleにおまかせでいい。