フォルダーを縦横無尽に行き来する
Windowsでフォルダー構造の中を行ったりきたりして、フォルダーやファイルの一覧を参照するにはファイルエクスプローラーアプリを使う。Windows + Eのショートカットキーでいつでも開くことができる標準のアプリとしてお馴染みのものだ。
ファイルエクスプローラーのウィンドウの左側にはナビゲーションウィンドウという領域があって、そこにクイックアクセス、OneDrive、PCといった項目が並んでいる。クイックアクセスは、よく使うフォルダーを登録しておいて、素早く開くためのもので、これらの項目には、タスクバーのファイルエクスプローラーボタンの右クリックでもジャンプリストとして表示される。
ファイルエクスプローラーのウィンドウ上部にはアドレスボックスや検索ボックスがある。その左側に注目してほしい。← → ↑と、3つの矢印がある。
それぞれ「戻る」、「進む」、「上へ」のためのボタンだ。階層構造を下にたどったのなら、「上へ」と「戻る」は同じことだが、実際には異なる場合もある。たとえば、クイックアクセスにはよく使うフォルダーや最近使ったフォルダーが自動的に登録されているのだが、そこを開いた場合には、上のフォルダーと戻ったフォルダーは異なるはずだ。そこを意識して使い分ける必要がある。
ショートカットを駆使して瞬時移動
さらに覚えておきたいのがショートカットだ。特定の作業の中で、以前に作ったファイルやフォルダーを頻繁に参照しなければならないことがあったとしよう。
そのたびに、フォルダーの階層構造をたどるのはめんどうくさい。そういう場合はショートカットを作るという方法もある。ファイルをコピーしてしまえばいいと考えるかもしれないが、同じ内容のフォルダーやファイルが複数あると、最終的に更新したのがどちらかがわかりにくくなってしまう。だから実体はひとつにしておいて、そこへの道筋を記したファイルを置く。それがショートカットだ。
作り方はファイルやフォルダーのコピーと大きく違わない。コピーして貼り付け、またはマウス操作などでドラグ&ドロップするが、右ボタンを使ってコピーや貼り付けをしたり、右ボタンを押しながらのドラグ&ドロップで表示されるメニューの中にショートカットの作成という項目が見つかるはずだ。
こうしてファイルシステムの中を行ったり来たりするときに、戻る、進む、上へを駆使する。
また、それ以外にも参考になるサイトのアドレスをインターネットショートカットとして置くこともできる。ブックマークのためのもうひとつの方法として覚えておきたい。