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2021/03/10

デスクトップを3つに分割


 仮に16:9の横長デスクトップを縦に3分割すると、約9:16の縦長ウィンドウを3つ表示できる。問題はその表示領域で実用になるコンテンツがあるかどうかだ。

横スクロールバーにサヨナラ

 モバイル用とパソコン用で表示が変わるサイトは多いが、ウィンドウの幅に応じて表示を変えてくれるサイトもだんだん増えてきている。もう、ウェブサイトをデザインするクリエイターの方には、横スクロールバーが出るのを恥ずかしいと思ってほしいくらいだ。

 とはいえ、このサイトとて、パソコンのブラウザで開くと、横幅決め打ちになっているので、どの口がそんなことを言うのかといわれそうだが…。

 もとい、一般的なモバイルノートパソコンの13.3型液晶は16:9縦横比の場合、横幅がだいたい300ミリ、高さが165ミリくらいだ。また、多くの場合、10ミリほどのタスクバーが画面下部に横たわっているだろうから、その分を差し引くと300×155ミリというのが実質的に使えるデスクトップの領域だ。これは画面の実サイズなので、解像度などとは関係ない。

 

デスクトップの1/3でも実用になるWord

 横幅300ミリだとすれば、それを3分割すると100ミリ。つまり、10センチ幅のウィンドウが実用になるかどうかを考えてみる。

 たとえばワープロアプリのWordはどうだろう。印刷レイアウトでは使いものにならない。ポイントは表示をWebレイアウトにすること。リボンを折りたたんでおくこと。そして、文字の本文サイズは自分が読み書きしやすいようにズーム機能を使って調整することだ。文字のポイントはそのままにしておく。そうでないと、印刷が必要になったときに調整がたいへんだ。

 ぼくの場合、これで17字×15行、約255字程度の文字を一覧できる。いわゆるペラ一枚より多い。視力がいい人は、ズーム比率を低くして、もっとたくさんの文字数を表示できるだろう。メモ書きなどには十分な文字数だ。

 Wordはフルスクリーンという方も多いと思うがWebレイアウトならデスクトップの1/3でも意外に役にたつ。ぜひ、ためしてみてほしい。