パソコンのインターネット接続をスマホに頼る
パソコンそのものに携帯電話事業者から貸与されたSIMカードを装着し、他の機器を使わずにモバイルネットワークに接続するのはもっともスマートだ。そうはいっても、対応パソコンは限られているし、あったとしてもちょっと割高だ。維持費もかかる。スマホのように四六時中使うわけではない機器だけに、そのためのコストがもったいないと感じるかもしれない。
そこで活用したいのが、スマホのインターネット接続共有機能だ。スマホのインターネット接続を拝借する機能で、スマホがWi-Fiアクセスポイントのように機能し、パソコンから接続することで、パソコンがインターネットにつながる。
もちろん、スマホの契約プランのデータ量を使うので、パソコンで使った分だけデータを消費する。動画を見続けるといった使い方をするなら、現状のプランを見直した方がいい。また、電話会社によっては有料のケースもあるが、専用にもう一回線用意するよりは安上がりだ。
24時間365日テザリングをオン
使うときだけテザリングをオンにするというのはめんどうだ。でも、常時オンにしたままにしておけば、パソコンを開いて使える状態になったときには、勝手につながり、インターネットも使える状態になっている。接続を意識する必要はない。いちいちポケットからスマホを取り出して、オンにする必要もないわけだ。
そんなことをしたらとてもバッテリが持たないのではないかという心配もあるだろう。だが、実際にやってみると、心配するほど大きなバッテリ消費はない。テザリングオンとオフではそんなにバッテリ駆動時間は大きく変わらない印象だ。自分のスマホがどんなペースでバッテリを消費するか、是非一度、テストをしてみるといいだろう。
単身世帯などで、自宅に固定インターネットがないような場合は、自宅でもずっとスマホのテザリングに頼らざるを得ないケースもあるだろう。そんな使い方もありだろう。背に腹は代えられない。それに、自宅ではいつでも追加の充電ができる。
なお、機器が接続されていない状態が一定時間続くとテザリングを自動的にオフにするようになっているものもある。この機能が有効になっていると、いざ、パソコンを開いてもつながらないということになってしまう。この機能はオフにしておくことをおすすめする。