2021/05/04

すぐに使えるメモアプリを用意しておこう ~ スマホのようにパソコンを使おう


 100字以上の文字量が必要なメモならパソコンで書く。スマホのようにパソコンを使うために、サッと開いてサッと書き込み、必要に応じて画像も貼り付けられるメモ用紙としてのデータファイルを用意しよう。

100文字以上はパソコンで

 個人的には、スマホで書ける文字量としては100字が限度だ。カバンから取り出したパソコンでアプリを開く時間と手間を入れても、100文字をスマホで入力するよりも、その方が所要時間は少ない。ただし立ったまま入力といった場合は、スマホにたよらざるをえない。

 メモアプリと書いたが、使い慣れたものならワープロアプリでも、テキストエディタアプリでもなんでもいい。どうせならグラフィックスを扱えるもののほうが便利だろう。

 そして、アプリを起動するというよりも、あらかじめ用意しておいた既存のメモ用ファイルを開くのがいい。そうすればファイル名をそのときに考える必要がなく、自動保存の機能を使うことができるからだ。

 ひとつのファイルにダラダラとメモを追記していくのだが、日付はいっしょに入力しておいた方がいい。メモというより日記帳というイメージだ。

 ぼくが愛用している日本語入力システムであるジャストシステムのATOKは、「きょう」、「にちじ」、「いま」といった読みで、適切な日時文字列に変換できるので重宝しているし、Windows標準のIMEでも予測変換の候補として表示される。

 追記なので、開いたファイルの最末尾に移動するショートカットキーとしてのCtrl + Endは覚えておこう。ぼくはCtrl + 下向き矢印にもこの機能を割り当てている。

 

すぐに開くメモファイルを用意

 特定のファイルをタスクバーボタンとして配置できればいいのだが、タスクバーに配置できるのはアプリだけだ。そのアプリのジャンプリストとして既存のファイルをピン留めしておく。こうしておけば、アプリのタスクバーボタンを右クリックして、目的のファイルをクリックすればそれが開く。

 あるいは、そのファイルへのショートカットを作ってデスクトップに置いておいてもいいだろう。タスクバーにリンクバーを追加して、そこにショートカットを置いてもいいが、手間は変わらない。もっとも少ない手順で開くには、ファイルへのショートカットのプロパティを開き、ショートカットキーを定義するくらの方法しか思いつかない。

 Google Keepのようなウェブアプリを使ってもいいのだが、パソコンを開いたときにはインターネットにつながっているというような環境が保証されていない限りはおすすめできない。